ハウジング8月20日号(2025年8月20日発行)では、3社の「100年工務店」の歴史と現在を紹介したが、日本国内には多数の100年企業が存在する。その現状から、持続的な経営のヒントを探ってみたい。
帝国データバンクが2024年に実施した調査によると、同年9月時点で100年以上の業歴を有する「老舗企業」は全国に4万5284社[グラフ1]。“老舗出現率”(全国における老舗企業の割合)は2.75%だった。24年に100年を迎え、老舗企業となったのは約2000社。25年度も同じく2000社程度が100年を迎えると見込んだ。
業種別に老舗企業の数を見ると、トップの貸事務所業(1216社)、清酒製造業(833社)に次いで土木工事業(691社)や一般土木建築工事業(663社)など建設関係が多い[グラフ2]。木造建築工事業も646社となかなかの多さだ。なお、貸事務所業は別事業を持ち、主業があっても不動産収入が売上高のメインとなっている企業が半数以上だった。
売上高で見ると、1000億円以上は少数だが、売上高1000億円以上の企業に占める割合は20.8%と高い。とはいえ42.7%が1億円未満、36.8%が1億~10億円未満と小規模な事業者が大多数を占めている[グラフ3]。
また、23年度の決算から財務を分析すると・・・
この記事は新建ハウジング8月20日号5面(2025年8月20日発行)に掲載しています。
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