全宅連、不動産取引の新たな研修・資格制度を創設

　公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会（全宅連）は、適正な不動産取引知識の普及に向け、新たに「不動産キャリア」サポート研修制度を創設する。全国のすべての不動産業従事者を対象とした研修・資格制度で、まず第１段階として、実務基礎知識編の「不動産キャリアパーソン」講座を実施する。

　通信教育による講座学習で、「従事者としての大切な心構え」「物件調査・価格査定」「不動産広告」「資金計画」「契約の基本」「その他の知識」の６つの単元を学ぶ。全単元学習後に修了試験を受験し、試験に合格した宅建業従事者は不動産キャリアパーソンとして登録できる仕組み。

　将来的にはより専門的な知識を要するレベルの実施も検討する。