オーガニックスタジオ新潟は7月11日、創業15周年を記念して新潟市内でトークイベントを開催した。代表の相模稔さんが長年親交のある建築エコノミスト・一級建築士の森山高至さんをゲストスピーカーに招き、森山さんの新刊「ファスト化する日本建築」(扶桑社)を題材に、住宅のファスト化や地域工務店がファスト化に抗う方法を考えた。県内外の工務店・住宅関係者ら約130人が参加した。
イベントの冒頭、相模さんは「森山さんの著書を一気読みし、その問題意識に深く共感した。建築のファスト化というテーマをより多くの人に伝えるべきだという強い使命感に駆られた」と述べた。

森山さんの著書を読み、業界内外に「ファスト化する建築」について広く問題提起する必要性を感じたという相模さん
森山さんは基調講演で、栃木県那珂川町の「那珂川町馬頭広重美術館」(隈研吾氏設計)が、築20年ほどで屋根が腐食し、SNSなどで“腐る建築”として話題になった例を挙げ、「本来は長く保たれるはずの建築が短期間で劣化したことに衝撃を受け、日本の建築はファスト化しているのではないかと疑問を抱いたことが執筆の起点になった」と語った。
森山さんは公共施設、商業施設、住宅、それぞれのファスト化を、著書で取り上げた実例なども交えながら解説。それを踏まえて・・・
この記事は新建ハウジング7月30日号3面(2025年7月30日発行)に掲載しています。
※既に有料会員の方はログインして続きを読む
有料会員になると、全ての記事が読み放題
| 有料会員
定期購読&会員サービス全てが利用可能! |
試読会員
「フルスペック」の有料会員を1ヶ月無料でお試し! |
| デジタル会員・・・一部記事が閲覧可能! 会員登録する | |
有料会員でできること✓
| ✓ | バックナンバー3年分が読み放題 |
| ✓ | DIGITALオリジナル記事が読み放題 |
| ✓ | クローズドのセミナー・スクールに参加できる |
有料会員向けおすすめ記事
| 熱中症対策義務化 仲間を守るための工務店の工夫 | 【住宅事例】赤城山を見晴らす寄棟・焼杉の家―群栄美装 |
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。

























