LIVING TECH協会(東京都渋谷区)は6月20日、スマートホームのグローバル共通規格「Matter」の認証団体Connectivity Standards Alliance(以下「アライアンス」)と、スマートホームの普及・啓蒙を図るためマーケティング連携協定を締結した。協定の締結に合わせ、アライアンスは同協会に特別会員としての参画が決定した。

左からLIVING TECH協会の澤田大輔代表理事、山下智弘代表理事、Connectivity Standards Allianceの Tobin Richardsonプレジデント兼CEO、同日本支部の新貝文将代表
スマート家電や住宅設備は、メーカーごとのアプリで設定が必要で、複数のメーカー間での連携には複雑な手続きが求められる。またアップデートはメーカー単位でわれるため、設定が崩れる場合もある。共通規格Matte」を共通規格として導入することで、機器の設定が簡単になるだけでなく、メーカーをまたいだ連携が円滑になり、導入や運用が格段に楽になることが期待される。
LIVING TECH協会の山下智弘代表理事は、「協定の締結は、簡単にスマートホームを導入できる環境づくりへの一歩。住宅設備やインフラの視点では、改善・成長の余地がある。業界横断で取り組みながら、スマートホームの普及に貢献していきたい」と話した。
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