LIXIL住宅研究所(東京都品川区)は、自分らしさを実現するアトリエのある平屋をコンセプトとした「YUIE ATELIER」を、6月25日からYUIE PROJECT加入店を通じて発売する。
「YUIE」は、同社とLIXIL(東京都品川区)が共同企画・開発したデザイン企画住宅で、自分の時間・空間を大切にするユーザーの要望を取り入れ、多様化する暮らし方に対応。
第2弾商品の「YUIE ATELIER」は、需要が増しているコンパクトな平屋をベースに、普段の生活とアトリエ(趣味や仕事の専用空間)をシームレスにつなげた住まい。暮らし×アトリエをコンセプトに掲げ、「自分の時間」を趣味に使う人や、時間・場所にとらわれない働き方を望む30代女性(DINKS含む)をターゲットに、生活と利便性を採り入れたモデルプランとなっている。

「YUIE ATELIER」FLAGSHIP MODELの外観デザイン
価格帯の異なる「FLAGSHIP MODEL」(建物本体概算価格2784万円、延床面積96.05㎡)と、「STANDARD MODEL」(建物本体概算価格1649万円、延床面積69.56㎡)の各モデルに、それぞれ外観デザイン4種、内観デザイン3種を用意した。プラン数は2プラン(東西入・北入)。
デザインスタイルは、LIXIL Design Styleにより、LDKから水回り、玄関・外観まで住まい全体のトータルコーディネートを提案する。性能は、断熱等級5、耐震等級3相当を確保している。

アトリエ内観イメージ
フラッグシップモデルは、アトリエ前の軒先を伸ばした屋根の水平ラインと、玄関前ポーチを建物全体に延長した水平ラインを、垂直の袖壁でつなぐことでシャープな印象にした。内観は、明るい木質空間、柔らかさとクールさを演出した空間、ニュートラルな色調で統一感を持たせた空間の3種から選択可能。10畳あるアトリエの床はモルタル仕上げ、勾配天井を採用し、サッシを開け放つことでポーチとひとつながりの空間にすることもできる。
スタンダードモデルは、フラッグシップモデルのコンセプトを踏襲しつつ、コンパクトなサイズ感で仕様・価格を抑えた。内観は、メープルの床材とグレータイルのナチュラル空間、日本文化や価値観を大切にしながら自分らしくありたい人向けの空間、チェリーの床や建具を基調にあたたかみを感じさせる空間から選択。南面に縦長のLDKを配し、アトリエ空間との境にはLIXILデコ窓を採用した。アトリエのサッシを開ければ、玄関前のポーチからの出入りも可能。

STANDARD MODELの外観デザイン
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