国土交通省が5月26日発表した「主要建設資材需給・価格動向調査結果」(5月1~5日に実施)によると、価格動向は生コンクリートが「やや上昇」、それ以外の資材は「横ばい」となった。需給動向はすべての資材で「均衡」、在庫状況はすべての資材で「普通」となっている。
東北の被災3県(岩手県、宮城県、福島県)では、価格動向でセメント、生コンクリート、骨材(砂・砂利・砕石)、木材(製材・型枠用合板)、石油が「やや上昇」となったが、その他の資材は「横ばい」に。需給動向はセメント、骨材(砂・砂利・砕石・再生砕石)、アスファルト合材(新材・再生材)、H形鋼が「やや緩和」、その他の資材は「均衡」となった。在庫状況はすべての調査対象資材で「普通」となっている。
同調査は、建設資材の需給および価格の安定化、建設事業の円滑な実施を図る目的で実施。建設資材の供給側(生産者、商社、問屋、販売店、特約店)と需要側(建設業者)からモニターを選定し、主要建設資材(生コンクリート、鋼材、木材など7資材13品目)の需給・価格・在庫の変動状況を把握している。

主要資材の価格・需給動向・在庫状況
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