国土交通省が4月30日に公表した2024年度の新設住宅着工戸数は81万6018戸(前年度比2.0%増)だった。24年4月と、25年2~3月のプラスが寄与し、年度計としては3年ぶりの増加となった。
利用関係別では、持家が22万3079戸(同1.6%増)で、生活者マインド低下の影響を受けつつも3年ぶりに増加。貸家も35万6893戸(同4.8%増)で2年ぶりに増加した。
一方、分譲住宅は2年連続で減少。全体では22万9440戸(同2.4%減)となった。マンション(同5.0%増)は回復したものの、一戸建て(同8.5%減)は25年2月まで28カ月連続減と低調だったことが影響した。
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