タカラスタンダード(大阪市)は4月16日、リフォーム事業の販路拡大を図るため、リフォーム適齢期世代との接点に強みを持つ髙島屋大阪店(大阪市)での商品の取り扱いおよび常設展示を開始した。リフォーム事業を今後の注力分野と位置付け、生産能力の増強や商品力の強化に加え、販路拡大や中高級価格帯商品の売り上げ拡大に取り組んでいく。
6階「リビングフロア」に、ホーローシステムキッチン「レミュー」、鋳物ホーロー浴槽「プレデンシア」、ホーロー洗面化粧台「エリーナ」を展示。これらは「高品位ホーロー」を生かした、素材やデザイン、機能性を兼ね備えた高級価格帯シリーズ。ラグジュアリーな自宅の雰囲気をイメージして高級感のあるインテリアも配置している。フロア中央に展示されているため、ショールームはハードルが高いと感じる人も気軽に商品に触れることができる。

展示されているホーローシステムキッチン「レミュー」
髙島屋大阪店では、50~60代の顧客からのリフォーム相談の増加に備え、水回り設備機器の取り扱いを検討していたことから、今回の同社商品の取り扱いが決定した。
スタッフの一部は事前に同社の研修を受講。ホーローの清掃性や耐久性の高さを実感できる実演などを行い、同社ショールームで詳細を検討後は、髙島屋スペースクリエイツ(東京都中央区)がリフォーム事業者として工事を実施する。
顧客に寄り添った提案をする髙島屋と、独自の商品力で水回りのさまざまなニーズに応える同社が連携することで、リフォーム需要の顕在化を図り、顧客満足度の高いリフォームの実現を目指す。

展示されている鋳物ホーロー浴槽「プレデンシア」とホーロー洗面化粧台「エリーナ」
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