AQグループは、専用の高倍率耐力壁などを用いて、耐震性を確保しながら大空間に対応できる新構法「AQダイナミック構法」を開発した。約20年間の研究成果を生かし、一般的な資材を使うことで工務店でも対応しやすい仕様を実現。同社とFC・VC加盟店による組織「フォレストビルダーズ」を通じて展開し、2030年に受注戸数2万戸を目指す。

現在、同社木造建築技術研究所(埼玉県上尾市)内に、AQダイナミック構法のモデル棟を建設中。梁は一般的な6m材をビス等でつないで大スパンを飛ばしている
同構法専用耐力壁の壁倍率は最大15倍。構造用合板12㎜厚を使いつつ、独自に開発した釘のサイズや本数、配置で高い耐力を実現する。床倍率も最大6倍まで対応が可能だ。接合金物は、自社で試験を行って性能を確認したうえで、普及品を組み合わせて使用する。
開発担当の田村明・商品・技術部技術開発課長は、同構法によって「より少ない壁で耐震性を確保しつつ広い空間をつくることができる」と話す。さらにコスト面でも・・・
この記事は新建ハウジング1月30日号6面(2025年1月30日発行)に掲載しています。
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