TOTOベトナム、水栓金具工場が稼働開始

TOTO（福岡県北九州市）はこのほど、グループ会社であるTOTO Vietnam Co., Ltd.（TOTOベトナム、ベトナム社会主義共和国ハノイ市）の水栓金具工場が、3月から稼働を開始したと発表した。敷地面積約10万㎡、投資金額は約100億円。

3月から稼働開始したTOTOベトナム水栓金具工場

TOTOベトナムは、ハノイ市およびフンイェン省に衛生陶器工場を有しており、今回新たにハノイ市の北に隣接するビンフック省にて水栓金具工場を開業した。2階建て・延床面積約3.8万㎡の同工場は、高品質な水栓金具の新たな基幹拠点として展開。年間約120万個の自動水栓や洗面用・浴槽用の手動水栓を生産可能で、安定供給体制を強化することでグローバルな需要伸長に対応する。最新鋭工場として、ビッグデータ活用による良品率の向上や、設備の自動化・工程間の連動化による生産性向上を図る。

また、太陽光発電や空調の効率化で電力使用量を抑制し、CO2排出量を削減するほか、最新の排水処理設備によってめっき工程で使用する水のリサイクルを実施。カーボンニュートラル達成に貢献するとともに、環境負荷を最小限に抑えるとしている。

3月4日に実施した開業式の様子