LIXIL(東京都品川区)はこのほど、断熱リノベーションの実例集「私の断熱ライフ」を公開した。岐阜県各務原市で3世代が暮らす築38年の日本家屋を二世帯住宅へフルリノベーションした事例では、同社の断熱改修工法「まるごと断熱リフォーム」を実施し、断熱性能は5.15W/m²K(改修前)から0.46W/m²K(改修後)に大きく向上した。施工は三光工務店(岐阜県郡上市)。

『私の断熱ライフ』vol.1の掲載イメージ
「三世代みんなで快適に楽しく暮らせる家にしたい」という思いでリノベーションを実施。その内容を実例集にまとめた
今回は既存住宅の壁を壊さず、建物の断熱性能と断熱仕様を把握できる診断システムを使用し、専門家による建物の調査・診断を実施。改修工事では、壁の断熱材に「スーパーウォールパネル」を使用し、窓サッシには樹脂とアルミのハイブリッド窓「TW」を採用するなどして、HEAT20 G2グレードを実現した。また、近年頻発する地震への備えとして耐震性能も強化。趣ある日本家屋の魅力を残しつつ、高性能化や空間デザインで新たな価値を生み出した。

改修前
土壁を使った典型的な田舎の家で、冬場は家の中でも1℃、2℃になるような環境だった。既存の躯体を生かしたリノベーション工事を実施

改修後
家への愛着を残しながら子育てにも対応した⼆世帯住宅に見事に再生した
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