「高耐震＋開口の自由度」両立する構造設計サポートを開始 LIXIL

　ＬＩＸＩＬ（東京都千代田区）は東京大学・稲山正弘准教授と共同で、開口部を耐力壁として評価できる構造解析技術「スマート構造解析テクノロジー」と、新技術を採用した開口部ユニット「ＫＡＢＥＭＡＤＯユニット」を開発した。
　大断面材などの特殊な材料は必要なく、構造解析によって壁倍率を求める手法。新技術を使って住宅設計をすると、開口面積が広い壁面でも耐震性の確保が可能になる。
　さらに、この構造解析のノウハウを活用し、高い耐震性と自由な開口部デザインを両立する設計サポートサービス「スマートスケルトン」の提供を順次開始する。

　今回始める設計サポート「スマートスケルトン」では、工務店が提出した図面を同社が「耐震性」と「開口部の配置」の２つの視点から構造計算を実施。計算後、提携のプレカット工場を工務店に紹介して、梁、柱、まぐさ、窓台、土台、面材で構成される同社指定の開口部ユニット「ＫＡＢＥＭＡＤＯユニット」を供給する。