帝国データバンクは7月8日、2008年上半期の全国企業倒産集計を発表した。全体では、前年同期を11.6%上回る6022件だった。月別推移でもほぼ一貫して前年を上回っている。業種別では、構造的な不況の建設業(1633件、16.2%増)と資金繰りの悪化や販売不振が顕著な不動産業(201件、7.5%増)、原油高騰の影響が直撃した運輸・通信業(216件、20.7%増)が目立った。
同日発表の6月の倒産件数は1065件で、前年比べ8.1%増と2ヵ月ぶりに前年同月比で増加した。特に不動産業は39.4%増と大幅に増えた。市況の悪化で資金繰りに困る業者が増加している。
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