再生可能エネルギーのニーズ喚起と普及を目指すLooop(東京都台東区)は、20~60代の男女1019人を対象に「天気と電気のつながり」に関する調査を実施し、このほどその結果を発表した。調査では太陽光発電の普及が進む中で、晴れた日の電気代の動向について一般の認知度が低いことが判明。その一方で、晴れた日に電気代が安くなるサービスがあれば利用したいかという質問には高い期待がみられた。
調査によると、日常的に天気を確認する人は9割近くに上る。一方で、電気代を頻繁にチェックする人は少なく、8割近くが「チェックしない」または「月に1回程度」と回答した。
晴れた日の印象については「洗濯物がよく乾く」(64.2%)、「外出したくなる」(36.5%)などが上位を占め、「電気代を削減できそう」と答えた人は4.3%にとどまる。このことから、天気と電気代の関連性はほとんど意識されていないことが分かった。
また、太陽光発電の普及に伴い発電量を抑制する「出力制御」という問題を知っている人は34.5%にとどまり、65.5%が「知らない」と回答。さらに「晴れた昼間の電気が安くなる傾向」を認識している人は26.1%にとどまり、73.9%が知らないと答えた。
一方で「晴れの日に電気代が安くなるサービスがあれば利用したい」と回答した人は70.3%。この結果から、天気と電気代の関係性は知られていないものの、再生可能エネルギーの活用を通じた電気料金削減への期待は高いことがうかがえる。
調査期間は10月31日から11月4日までで、インターネット調査により行われた。
■関連記事
Looop、晴れた日の電気代が安くなる「晴れ割」第2弾募集
ディマンド・リスポンス実証実験で電気代削減効果を確認
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。































