セレンディクス(兵庫県西宮市)は、3Dプリンター住宅のデザインコンペ「令和版ハウス55開発プロジェクト」を開催する。応募期間は12月14日まで。
日本の住宅市場は、新築市場の縮小、インフレ、人手不足など深刻な課題に直面している。こうした中、約50年前に当時の「建設省」と「通産省」(現・国土交通省と経済産業省)が共同で推進した「ハウス55計画」が再び注目を集めている。同プロジェクトでは100㎡の住宅を500万円台で供給するシステムの構築を目指したが、物価高騰などさまざまな要因から目標の「大量供給」は実現しなかった。
今回、同社は3Dプリンター技術を活用した新たな住宅供給システムの確立を目指して「令和版ハウス55開発プロジェクト」を企画。「50㎡の住宅を、車を買う価格で、安定供給可能なシンプルで美しいデザイン」を募集する。夫婦2人世帯向けの平屋住宅で、3Dプリンターによるコンクリート造、屋根まで一体成型可能な構造であることが条件。
本採用後は、実際に3Dプリンター住宅を建設。設計契約を別途協議後締結する。

〈参考〉ウクライナでの復興住宅デザインイメージ 提供:CLOUDS Architecture Office
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。






























