経済産業省は11月11日、「電気工事士法施行令」を改正し、第一種電気工事士試験および第二種電気工事士試験の受験手数料を引き上げると発表した。第一種電気工事士試験は1万4400円(電子申請は1万3000円)、第二種電気工事士試験は1万2500円(同1万1100円)となる。11月14日から適用する。

今回の値上げは、将来的な担い手不足の防止を目的として、受験機会を年1回から年2回に拡大(※)したことや、試験に伴う人件費、試験会場の賃借料、試験会場設営運営費が近年増大していることなどによるもの。これにより受験手数料と1人当たりに係る試験運営費用に差が生じていたことから改定を実施した。
※第二種試験は2011年から、第一種試験は2024年から上期・下期の年2回実施
電気工事士試験は、電気技術者試験センターが経済産業大臣の指定を受けて実施している。2024年度の受験者は、第一種では学科試験が3万5320人、技能試験が2万8372人、合格者はそれぞれ2万30人、1万7004人。第二種の受験者は学科試験が13万2462人、技能試験が9万4238人で、合格者はそれぞれ7万7045人、6万6215人となっている。
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