京都府で新築、リノベーション、リフォームを手掛けるディー・ファー(京都市左京区)は、地域密着型プロジェクト「エコまち三都の森 eco街project」を京都市の洛北エリアで始動した。このプロジェクトは、新築注文住宅に加え、建売住宅、既存住宅、賃貸住宅を含むすべての住宅で、国内最高基準の「断熱等級7」達成を目指す取り組み。住む人の健康と命、高騰する光熱費から家計を守る「未来基準の家」を地域に広く普及させることを狙いとしたもので、その第1弾として11月から断熱等級7の建売住宅8邸の販売を開始した。
猛暑や底冷えといった厳しい気候条件を抱える洛北エリアでは、夏は蒸し暑く、冬は比叡山・北山からの冷気により底冷えが強まるなど、居住環境への影響が大きい。今回の建売住宅は、こうした洛北特有の厳しい気候条件に対応するため、国内最高水準の性能を備えている。具体的には断熱等級7(UA値0.26W/㎡K)と耐震等級3を標準搭載し、エアコン1台で家中の温度を一定に保つ全館空調システムを実現した。
その結果、全室で夏は25℃以下、冬は22℃以上の快適な室温維持を達成。ヒートショックや結露によるカビの発生を防ぎ、健康被害のリスクを大幅に低減することが期待できる住まいとなっている。
また、同住宅は太陽光発電設備を搭載し、認定低炭素住宅としてBELS評価にも対応。GX志向型住宅補助金の要件も満たしており、年間光熱費は一般的な新築住宅と比べて最大40%の削減が見込まれる。
設計は一級建築士が担当し、土地の特性を生かしたオンリーワンの間取りを採用。家事動線や自然光の取り入れ方、外構のアプローチに至るまで、注文住宅並みの設計思想が反映されている。内装には無垢材のフローリングやシラス塗壁などの自然素材を使用。調湿・消臭効果を発揮することで、快適な室内環境を提供できる点も魅力の一つだ。
今回、同プロジェクトの第1号モデルハウスとして、「水平美の邸宅 Gardens Village 京都岩倉三宅D号地」(京都市左京区岩倉三宅町)を11月22日から一般公開する。見学は事前予約制となっており、同社広報担当への問い合わせが必要。
モデルハウス概要
名称:水平美の邸宅 Gardens Village 京都岩倉三宅D号地
所在地:京都市左京区岩倉三宅町 303-37
公開開始日:2025年11月22日(土)~(事前予約制)

住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。






























