「構造塾」の会員らを対象とする交流イベント「構造塾カンファレンス2025」が10月16日、神奈川県横浜市内で開催された。「プロに求められる耐震等級3の次のステージとは」をテーマに、つくり手のレベルをさらに高めるための新たな施策や取り組みを報告。AIを活用した構造計画の自動生成システムを、来年2月までにリリース予定であることも発表した。
塾長の佐藤実さん(M’s構造設計社長)は、経済設計を実現するための「構造計画ルール」と「許容応力度計算の内製化」を、四号特例からの脱却、耐震等級3の実践に続く「第3ステージ」と位置付ける。そのうえで「エンドユーザーが耐震等級3、許容応力度計算、構造計画ルールの3つをキーワードにして事業者を選ぶ潮流をつくりたい」というビジョンを提示。同塾にマスターコース(個人向けのコンサルティング)を創設し、第3ステージを担う人材育成にも乗り出している。
また、生活者からの誤解などを防ぐため、同塾で研修を受け、審査に合格した企業に「『構造塾』監修」の表示を可能にする制度をスタートさせる。その他には「リノベ耐震マイスター制度」の創設や、スケルトンインフィルの施工、屋根の納まりなどのマニュアル策定・公開などを予定する。

「耐震等級3が何となく耐震のゴールのようになっているが、構造計画ルールによる経済設計で徹底的に無駄を省くのが第3ステージ」と説く塾長・佐藤実さん
AIで正確な構造計画を実現
より専門的な「相談室」も開発
AIによる構造区画生成システムは、アーキロイド(東京都港区)と共同で開発中。壁と柱の位置を入力すると・・・
この記事は新建ハウジング11月10日号8面(2025年11月10日発行)に掲載しています。
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