サンゲツ、壁紙製造の新工場「クレアネイト東広島事業所」を竣工

サンゲツ（名古屋市）は10月8日、グループ会社である壁紙メーカー・クレアネイト（東京都品川区）の壁紙製造の新工場「クレアネイト東広島事業所」（広島県東広島市）が10月23日に開設すると発表した。敷地面積は約2万9610㎡、延床面積は約1万4000㎡。

クレアネイト東広島事業所 外観

新事業所を量産壁紙製造の新たな基幹拠点と位置づけ、製造拠点を東日本と西日本に分散することで、壁紙の安定供給とBCP（事業継続計画）対策の強化を図る。また、原材料調達や配送距離の大幅削減、液化天然ガス（LNG）使用によりGHG排出量を削減し環境負荷低減につなげるとともに、働きやすい職場環境を整備し、より持続的な供給体制を構築していく。

壁紙市場では、量産壁紙における需給のタイト化が進み、供給体制の強化が急務となっていることから、クレアネイトは2022年から同工場の建設を進めてきた。今回の新事業所稼働により、壁紙生産設備としてのキャパシティは年間約8000万mの増加を見込んでおり、既存の2拠点（岩手県の一関事業所、千葉県の成田事業所）と合わせた3拠点体制で、壁紙の安定供給を実現していく。