住宅あんしん保証(東京都中央区)は、これまで最長10年間だった新築住宅瑕疵保険を20年間に延長した「20年瑕疵保険」を、10月1日から販売開始した。法定の10年保証を超える長期保証商品として、工務店の差別化や信頼性向上、施主の生涯顧客化のために利用して欲しいとしている。
新商品は、従来と同じ手続きで加入できる点が大きな特徴で、節目ごとの追加申込や検査を必要としない。これにより、工務店の事務負担を軽減するとともに、他社の保証制度と比較してコストを抑えられる仕組みとなっている。また、万一施工会社が倒産した場合でも、住宅所有者は直接保険法人に保険金を請求でき、さらに保険法人が倒産した場合にも国交大臣指定法人が補償を引き継ぐ仕組みが整っている。
同社は「20年瑕疵保険」を通じて、工務店にとっては契約率向上やブランド力強化につながり、施主にとっては購入後の長期的な安心感を提供できるとしている。
同社が9月に⼯務店の経営層などに実施した調査では、「住宅保証内容や期間が受注にどの程度影響しているか」という問いに対し、約8割が「影響している(とても影響している:27.8%、やや影響している:55.5%)」と回答しており、保証制度の充実が工務店選びの重要な要素となっている実態が浮き彫りとなった。
■関連記事
非住宅建築物に取り組む事業者のネットワーク「あんサポ」誕生!!
「20年一気通貫型かし保険」業界初認可 10月から申込開始
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。



























