住宅保証機構(東京都港区)は9月26日、新商品「まもりすまい新築20年一気通貫型保険」の申込受付を10月1日から開始すると発表した。同商品は住宅瑕疵担保履行法に基づくもので、9月12日付で業界初となる国土交通大臣の認可を取得した。
これまで新築住宅の20年間の保証を保険でカバーするには、新築時に10年間のかし保険へ加入し、その後、延長保険(10年間)に別途加入する必要があった。今回の商品では、新築時に20年分をまとめて契約できるため、工務店から強く要望されていた「長期保証をワンストップで契約したい」というニーズに応えるものとなる。
最大の特徴は、新築時に20年分の保険手続きを完結できる点だ。さらに「高耐久コース」では10年目のメンテナンス工事が不要で、高耐久コース・一般コースともに第三者検査は不要となっている。また、20年経過後も延長保険への加入を繰り返すことで、超長期の保証にも対応可能。通常の自社保証では難しい「かし保険バックアップ型」のアフターサービスを提供できることから、差別化を図りたい工務店にとって新たなツールになるとしている。
対象住宅は一戸建て住宅のみで、長期優良住宅、住宅性能評価(劣化対策等級2以上)取得住宅、フラット35技術基準適合住宅、劣化対策等級2と同等の基準を満たす住宅。保険対象は、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分。保険金支払限度額は、当初10年間が2000万円、後半10年間が500万円または1000万円となっている。
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