東リ(兵庫県伊丹市)は10月23日、主力製品であるタイルカーペットとプールサイド用床材の新シリーズを発売する。環境対応や機能性を強化し、内装から屋外空間まで幅広いシーンに対応できるよう、製品ラインアップを拡充した。
タイルカーペットは「GA-3600サスティブバック」と「GA-100シリーズ」を改廃。リサイクル材を活用したサスティブバック仕様を採用し、全10柄67アイテムに拡充した。従来のエコマークやSuMPO EPDに加え、JIS認証も取得。全品を自社内製糸化し、環境性能と品質を高めた。安定供給にも寄与する。GA-100シリーズも新色を追加し、98アイテムを展開。いずれも防汚加工や第一種品質基準を満たし、オフィスや商業施設など幅広い施設で利用できる。


上:GA-3600サスティブバック 下:GA-100シリーズ
一方、屋外向けにはプールサイド用床材「NS遮熱ガーデント」を刷新。大小のチップと新エンボスによる独自デザインを採用し、遮熱性・防滑性・抗菌・防カビ性を備えた。厚みは公共施設のニーズが高い2.9mmとし、エコマーク認定も取得した。加えて、階段用の「NS遮熱ガーデントステップ」も新たに投入し、床と階段を組み合わせた提案が可能となる。
カラーは、これまで主流だったビビッドカラーに加え、建物や周辺環境になじむ色としてグレー系やベージュ系などの色調を抑えたカラーも展開。保育施設などへの採用も見込む。


上下ともNS遮熱ガーデント。下は保育施設への採用イメージ
9月18日に都内で開催した新製品発表会で、永嶋元博社長は「新築需要をしっかりと取り込みながらも、住宅リフォームやホテル、施設などのリニューアル市場に向けても商材開発や販促活動を行っていく」と述べ、内外装の主要分野で意匠性と環境性能を両立させた商品展開を強化し、リフォーム・リニューアルを含め施設建設の幅広い需要に応えていく考えだ。

新製品発表会であいさつに立つ永嶋元博社長
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