クリナップ(東京都荒川区)は、主力システムキッチン「STEDIA(ステディア)」をリニューアルし、9月1日から受注を開始した。木質内装建材の朝日ウッドテック(大阪市中央区)と共同開発した「天然木ワークトップ」を新たに採用。その他にも新アイテムやカラーを追加した。

朝日ウッドテックと共同開発した天然木ワークトップ。オーク、ウォールナット、オークグレーの3色展開
天然木ワークトップには、高耐久の天然木挽き板「WOODRIUM FOR KITCHEN」を使用。5層のウレタン塗装を施した高い耐久性と、柔軟性のある中塗り塗料により、凹み傷にも強く塗膜のひび割れや水の浸入を防ぐ構造を実現した。クリナップ社長・竹内宏さんは、「朝日ウッドテックと共同開発した天然木ワークトップ導入により、他社との差別化と新たな顧客獲得を目指す」と述べた。
また、メンテナンス性にも優れ、ほとんどの汚れを水またはアルコールで拭くだけで落とすことができる。カラーは、オーク、ウォールナット、オークグレーの3色で、それぞれ異なる木目や節などの個性を活かした。
扉カラーも全44色に刷新。取手は9種類、ワークトップは5素材23種のバリエーションを揃え、より多様なコーディネートが可能になった。
今回のリニューアルでは機能性も向上。排水トラップに、自動洗浄機能「かってにクリントラップ」を標準で搭載する。8時間ごとにうず状の水流で汚れを洗浄し、臭いの発生を抑制する。使用水量は1回あたり1.7リットルで、水道代は年間約500円以下と経済性も確保した。

クリナップ社長・竹内宏さん(右)、朝日ウッドテック社長・海堀直樹さん(左)
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