NEXT STAGE(ネクストステージ)は5月28日、住宅の製造(施工)品質の向上に向けて「Japan Housing Quality Summit(ジャパン・ハウジング・クオリティ・サミット)2025」を開催した。全国の工務店の経営者や現場監督ら約200人が参加。地域工務店など住宅事業者が施工力・施工品質を競う「Japan Housing Quality Award(ジャパン・ハウジング・クオリティ・アワード)2024」では、20社が最優秀賞を受賞した。
同アワードは、設計品質(仕様・性能)を高精度で再現する現場施工の品質の重要性を、業界全体に広く認知してもらうことを目的に2024年から開催。今回は24年4月1日~25年3月31日の間に、着工から竣工までの10工程で第三者による評価(現場監査)を受けた在来工法、2×4工法による3階建て以下の木造戸建て住宅が表彰対象。工程ごとに、法令適合、性能適合、評価タイミング、不備範囲、不備改善の5つの評価軸で定量的に算出したスコアをもとに審査を行った。
3棟以上エントリーした会社が建物スコアの平均点の高さを競う「会社部門」と、1棟ごとのスコアを競う「建物部門」の部門ごとに最優秀賞を選出。表彰式では、ネクストステージ社長の小村直克さんが、受賞企業の代表者や工務・現場担当者に賞状とトロフィーを手渡した。

2年連続で会社部門の最優秀賞を受賞し、壇上で謝辞を述べるアーキテックスの西村常務
会社部門の最優秀賞は、アーキテックス(福岡県)、国土建設(和歌山県)、トーリンホーム(愛知県)、平松建築(静岡県)、悠悠ホーム(福岡県)の5社が受賞。建物部門では15社が最優秀賞を受賞した。昨年に続き2年連続で会社部門の最優秀賞を受賞したアーキテックス常務の西村政彦さんは「性能がコモディティ化しているなか、当社は施工品質で差別化できていることもあり、売上、受注棟数ともに過去最高を記録している。このアワードをきっかけに成長させてもらっている」と謝辞を述べた。
現場・施工品質について5人の専門家が議論
また「これからの住宅事業のサプライチェーンを考える」をテーマとするパネルディスカッションも実施。パネリストとして・・・
この記事は新建ハウジング6月10日号9面(2025年6月10日発行)に掲載しています。
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