スガツネ工業(東京都千代田区)は、回転ドア用ピポットヒンジ「SP-L型」の本格販売をスタートした。
中軸タイプのピポットヒンジによる回転機構は欧州では一般的だが、日本では新しく、設計提案の幅が広がるとする。
回転ドア用ピポットヒンジは、これまで観音開きで対応していた広い間口に対し、1枚のドアでの開閉を可能にするもの。複数枚を連続して設置してパーティションのような使い方もできる。
360°回転に加え、ストッパーの位置を変更することで180°開きとして使うことも可能。「自動閉止機能」により約70°から自動で閉まり始め、0°付近ではガスダンパーが扉の動きを制御して閉止する。重量のある扉でもスムーズな操作感が特徴となっている。
また、オプションの「マグネットキャッチ」でバタツキを軽減、閉止を保持する。
床と天井に面付けする構造により埋め込み加工が不要で、施工を省力化。機構部がフレーム内にコンパクトに納まるため、扉の意匠を損なわない。
軸芯の位置は中央以外にも配置可能で、用途に応じて開口幅を設定することができる。
耐荷重75kgf、150kgfの2タイプ。
耐荷重75kgfタイプは、扉幅最大1250mm、扉厚30〜60mm、10万1500円/セット(税別)。
耐荷重150kgfタイプは、扉幅1000〜2250mm、扉厚30〜60mm、13万100円/セット(税別)。
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