FDM(大分県大分市)は2021年、「別府ホテル塒(ねぐら)」を開業。同ホテルはオーナーから同社が借り上げて運営するサブリース方式。ホテル運営の際に検討事項となるのが飲食。当時、同社にホテル運営の体制が整ってなかったためレストランは断念。バー機能と簡単な朝食を提供するに留め、「素泊まり」を打ち出した。
イタリアの「Albergo Diffuso(村に泊まる)」という考え方を参考に、地域に溶け込んだ宿泊体験をコンセプトとした。現在、中食の導入や調理済の料理との組み合わせにより、朝食のグレードを高めて価格を上げることを検討中。
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※本記事は、新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号「建築バズ企画斬」掲載の事例から、FDM(大分県大分市)の事例を抜粋したものです。
取材:大菅力 まとめ:編集部

FDMが手がけた別府ホテル「ねぐら」の客室
事業計画の基本的な流れ
①ホテルの事業計画は「ADR(平均客室単価)×OCC(稼働率)=RevPAR」で策定。RevPARの想定値は外部マーケッターと連携。地域の宿泊施設の市場動向から割り出す
②湯布院のRevPARは2万円/人、別府だと1万円/人がベースラインとなる。これに温泉やサウナの有無、客室の広さや食事の有無などのパラメータを組み合わせてADRを設定する
③上記により収入を想定。次いで支出を算出する。まず・・・
この記事は『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号(2025年5月10日発行)建築バズ企画斬』(P.24〜)をデジタル版に再編集したものです。続きは本紙でご覧いただけます。
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