大分市の工務店・FDM代表の高倉潤氏は地域社会における工務店としての存在意義を再定義し、地域を活性化することを重視。そのために飲食店やホテルの提案・運営に注力している。それらは地域で同社があするために必要な事業でもある。
各事業では土地を仕込み、事業計画をつくり、融資を取り付けて完成させ、運営を軌道に乗せるところまでを担う。そこまでやり切れば「中古」として市場で売れる。飲食店やホテルを自分たちで保有し続けるのではなく、その機能を必要とする企業に売却することも可能になる
※本記事は、新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号「建築バズ企画斬」掲載の事例から、FDM(大分県大分市)の事例を抜粋したものです。
取材:大菅力 まとめ:編集部
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東京馬喰町の「バクロコモン」外観。上下階あわせて42席(左)。同店内観。ビストロ・バル風空間と映える料理、手頃な価格が人気(右) |
FDMの事業構造
①FDMグループは3事業部+1子会社で構成。住宅事業部(旧・西日本ホーム)は戸建て住宅の設計・施工・販売で社員34名、売上25億円。特建事業部(旧・西日本グッドパートナー)はRC・鉄骨・木造問わず非住宅を担当。社員20名、売上20億円。賃貸管理事業部は社員7人で大分県内の約2000戸を管理
②FDMイート(飲食事業)は社員4名で東京・馬喰町で店舗を運営。売上1億円。宿泊施設向けの中食供給も視野に
③各事業は独立採算制。ただし、宿泊施設の企画時は住宅事業部と特建事業部、賃貸事業部が連携。施設内で飲食サービスを提供するときはFDMイートが担当する
④最近はイタリアンレストランやパティスリー(お菓子店)、理容室・美容室の併用住宅の依頼が増加。特に・・・
この記事は『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号(2025年5月10日発行)建築バズ企画斬』(P.22〜)をデジタル版に再編集したものです。続きは本紙でご覧いただけます。
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