ウッド・ハブ(新潟県三条市)が開発した中大規模木造施設向けの工法「WHフレームシステム」。5月15日にジャパン建材、ジューテック、BXカネシン、タツミと合同で開いた記者説明会で、開発者の實成康治さんは、設計情報や業務フローを公開することにより、同システムを「(地域工務店や地場ゼネコンなど)誰でも中規模木造建築を手がけられるようにするオープンソースにしたい」と思いを語った。4社との協業によってシステムを全国的に広げていくことで、木造化の流れを阻むボトルネックを解消し、需要の創出・拡大を図りたい考えだ。
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誰もが自由に使えるオープンソースとして提供する「WHフレームシステム」について説明するウッド・ハブ代表の實成康治さん
背景には、SDGsや脱炭素社会構築を見据えて、国を挙げて国産材利用推進が進む状況に加えて、ここ数年の鉄骨価格高騰で、相対的に経済性が重視される非住宅(事業用)建築における木造のコスト競争力が高まっているにも関わらず「期待するほど木造化の流れが加速しているわけではない」との実情がある。
實成さんはボトルネックとして、事業用の施設の計画に対して、無条件に鉄骨のシステム建築などを提案する従来の“常識”が根強くあり、同時に
この記事は新建ハウジング5月30日号5面(2025年5月30日発行)に掲載しています。
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