川畠康文氏はプラスディー設計室、不動産会社のエンジニアリング開発、宿泊施設「ユクサおおすみ海の学校」を運営するKatasudde(カタスッデ)、まちづくり会社の大隅家守舎を経営。同氏は東京でゼネコンと設計事務所に勤務後、2006年に地元の鹿屋市に戻り、母親が経営するエンジニアリング開発に入社。その傍ら設計事務所を設立。不動産会社で鹿児島のデザイナーズ賃貸を紹介するサイトを立ち上げる過程で建物オーナーや設計事務所などと人脈を築く。そこからデザインマーケットを立ち上げる。以降、さまざまなイベントに関わる
※本記事は、新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー6月号「確認リノベ超白的Q&A」掲載の事例から、プラスディー設計室(鹿児島県鹿屋市)の事例を抜粋したものです。
取材・文:大菅力
デザインイベントからまちづくりへ
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空き店舗を活用した「BARAIROフェスティバル」の様子。常に大盛況(左)。普段の商店街の様子(右) |
①「デザインマーケット」は2008年開始。建築系ブースのほか雑貨屋も出展。1日で3000人が来場。2回目は2日間で5000人。3回で終了
②デザインマーケットの発展型として空き店舗を活用した「BARAIROフェスティバル」を立ち上げ。2011~15年の5回開催。最終的には2日間で1万8000人を呼ぶ大イベントに
③同イベントは2015年で終了。仕事に支障が出たことと、空き店舗が埋まらなかったため。イベントでまちづくりを進めるのは難しいと判断
④川畠氏は2015年に鹿屋で行われたリノベーションスクールに参加。同スクールが推進するまちづくり会社の理念に賛同。大隅家守舎を設立。社員は川畠氏含めて2人
⑤同社で「食と暮らしのマルクト」というマルシェイベントを毎月開催。規模は20〜30店舗、来場者500〜1500人。鹿屋市のまちづくり協議会に参加するなど、行政ともつながる。コロナ禍にマルシェはひと区切り
⑥このイベント以降、鹿児島ではマルシェが盛んに。ただし・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー6月号(2025年5月30日発行)確認リノベ超白的Q&A』(P.84〜)でご覧ください。
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