新潟市の工務店・ノモトホームズのモデルハウスに併設されるカフェ「HARUMACHI coffee(ハルマチコーヒー)」は2022年にオープン。狙いは3つ。
1つはカフェを通じて地域との接点を増やすこと。2つ目は若年層へに対して同社の認知を広げること。3つ目はカフェの客をモデルハウスに誘導し、受注につなげる導線のを確立すること。
カフェとモデルハウスは建築家・泉幸甫氏の監修の元、実施設計を泉幸甫建築研究所OBの伊藤誠康氏(atelier I’s)、および同社の専務・竹村泰彦氏、田中優斗氏が担当
※本記事は、新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号「建築バズ企画斬」掲載の事例から、ノモトホームズ(新潟県新潟市)の事例を抜粋したものです。
取材:大菅力 文:編集部
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アプローチからカフェの外観を見る。森のなかにあるカフェとなるように植栽に力を入れている(左)。店内の様子。小型の暖炉を設置。冬は薪を焚いている(右) |
カフェとモデルハウスの質感を統一
①モデルハウスとカフェの仕様は窓を除いてほぼ同じ。カフェは店舗用のアルミサッシで窓面積も大きい。そのためモデルハウスが断熱等級6なのに対してカフェは断熱等級5未満。内装の素材感はそろえている。床はいずれもオーク挽板3㎜厚。壁・天井はモデルハウスが本漆喰、カフェが漆喰塗料
②カフェの床は質感を保つため、年2回、スタッフ自ら自然系のクリア塗料で塗装。建物に対するスタッフの愛着が、空間にも表れている
③カフェのトイレにモデルハウスの案内カードを置いている。週に3~5組はカフェ経由で来場しており、集客効果も・・・
この記事は『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号(2025年5月10日発行)建築バズ企画斬』(P.40〜)をデジタル版に再編集したものです。続きは本紙でご覧いただけます。
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