国土交通省は5月8日、2025年度「建築基準整備促進事業」の再募集を開始した。1・2月に募集した8事業のうち1事業で応募がなかったため再度公募するもの。募集テーマは、「非住宅建築物のエネルギー消費性能評価法における評価対象技術の拡張に関する検討」(PDF)。採択された事業については、建築研究所の技術指導により実施する。応募期間は5月28日まで。
同事業は、建築基準法、建築物省エネ法、住宅品質確保法などに係る技術基準について、民間事業者などが有する知見を活用して、基準の整備・見直しを図るもの。今回の募集では、消費性能評価法および一次エネルギー消費量の計算仕様書の策定に向け、現行の評価法で未評価の技術や評価法への組み込み時の課題などについて情報整理を行う。
補助金額は、直接経費と間接経費(直接経費の30%以内)の合計額で、単年度当たり最大6000万円を支援する。直接経費は人件費や設備備品費、消耗品費、旅費、賃金などが対象となる。
第1回募集は7者を採択
2月まで実施した初回募集では、応募のあった7者すべてを採択。昨年度からの継続となる8課題についても、引き続き採用が決まった。今年度採択された事業と事業主体は次の通り。

採択事業と事業者
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