東京大学大学院前真之研究室、アンドパッド、YKK AP、新建新聞社の4社による「住宅性能向上DXコンソーシアム」は4月17日、第3回研究発表会を開いた。
今回は「新築GX志向型とリノベ先導 断熱等級6が当たり前の時代に」を掲げ、2024年度サステナブル建築物等先導事業(省CO2型)の採択を受けた「ZEH水準を超えた断熱・省エネ改修プロジェクト」に取り組む工務店の事例や、DXツールの開発状況などを発表した。紙面で内容の一部を紹介する。
■第3回研究発表会 前先生動画 「スマホで建物の断熱性能を見える化!」はこちら。
最強の気づきとエビデンスを
DXで“楽に”手に入れる
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 准教授 前真之さん
2024年度のサステナブル建築物等先導事業(省CO2型)において、本コンソーシアムも関わる「ZEH水準を超えた断熱・省エネ改修プロジェクト」が採択された。本プロジェクトのポイントは、断熱等級6にすることでどれだけ温熱環境が良くなるか、電気代が安くなるか、改修前後で実測をし、HEMSを使って見える化することだ。
HEMSでより重要なのはエネルギーマネジメント。今後は住宅も自家消費のための発電所になり、系統側でも再生可能エネルギーの割合が増え、需給がダイナミックになっていく。需給調整市場では、電気が足りているときは使い、足りないときは使わない―という調整力の価値が高まっている。
脱炭素はすなわち非化石転換であり、高断熱化を前提に暖冷房と給湯が電化されていく。こういう中でHEMSコントローラーによる高度エネルギーマネジメントで、蓄電池やエコキュートを制御して需給を調整することが重要になっている。
また、性能向上リノベーションの効果を見える化する際に大事なのは・・・
この記事は新建ハウジング5月10日号5面(2025年5月10日発行)に掲載しています。
※既に有料会員の方はログインして続きを読む
有料会員になると、全ての記事が読み放題
有料会員
定期購読&会員サービス全てが利用可能! |
試読会員
「フルスペック」の有料会員を1ヶ月無料でお試し! |
デジタル会員・・・一部記事が閲覧可能! 会員登録する |
有料会員でできること✓
✓ | バックナンバー3年分が読み放題 |
✓ | DIGITALオリジナル記事が読み放題 |
✓ | クローズドのセミナー・スクールに参加できる |
有料会員向けおすすめ記事
![]() |
![]() |
新築上限5棟、施主に寄り添う“丁寧な家づくり”貫く――棲家 | 隣人からのしつこいクレーム 不当な要求にどう対処する? |
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。