日本セルロースファイバー断熱施工協会(JCA、東京都中央区)は3月11日、設立25周年を記念して「JCA25周年記念ロゴ」を発表した。また、2050年のカーボン・ニュートラル実現、4月にスタートする省エネ義務化も見据え、新たな会員を募集しデコスファイバーの普及拡大を目指す。
JCAは、デコス(山口県下関市)が製造・販売するセルロースファイバー断熱材「デコスファイバー」の施工を手掛ける会員により2000年に設立。新聞紙からリサイクルした建築用断熱材「デコスファイバー」は、断熱性だけでなく調湿性・吸音性、防火性などに優れており、製造時のCO2国内最小(自社調べ)の建築用断熱材として、さらなるニーズが期待されている。

JCA設立25周年記念ロゴ
施主の省エネ意識の高まりや新築住宅の省エネ義務化により、今後の住宅にはますます高い省エネ性能が求められるが、JCAの調査で「実際の現場で施工不良を確認したことがある」住宅事業者が、7割近くにのぼることが明らかになった。
JCAでは、今後さらに重要性を増す断熱工事における工務店の課題解決に向け、断熱施工技術者の育成が必要との考えから、広く会員を募集。環境性能と高い施工精度を兼ね備えた「デコスファイバー」の普及拡大へ寄与するとしている。
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デコスファイバーの施工の様子
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