建物はどのように燃えるのか。延焼を防ぐにはどうすればよいのか。桜設計集団の安井昇氏への取材をもとにQ&Aにまとめた。
Q. 木造住宅の窓の防火性能を高めるには?
A. 窓ガラスが割れなければ隣家に火炎は広がらない。隣家と近い壁には防火窓を用いて延焼を防ぐ
ケンジ 木造住宅の火災は窓から窓へ延焼しやすい。窓を突き破った火炎の強い輻射熱が隣家の窓を破って室内に広がったり、隣家が倒れて窓下で燃えることもある。逆に言うと窓ガラスが割れなければ火炎は広がりにくい。
➡︎窓ガラスは不燃材料だが火炎に強いわけではなく、火災時には室内の温度上昇などで割れる
松太郎 建築基準法では、防火窓に20分間火炎を当てて非加熱面側が発炎しないこと、火炎が通る隙間ができないことを求めている。防火構造の外壁(30分間)に比べると・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号(2024年5月10日発行)天井上手は設計上手 おしゃれ天井超鉄板ディテール(P.53~)でご覧ください。
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