トリナソーラー、出力500W以上のモジュール採用したスマートPV発表

太陽電池モジュールとスマートエネルギーのトータルソリューションを提供するTrina Solar（トリナソーラー、中国・江蘇省）はこのほど、出力500W以上のモジュールを特徴とする超高出力スマートPV（太陽光発電）ソリューション「TrinaPro Mega（トリナプロ・メガ）」の世界展開を発表した。製品選定と統合設計の改善により、システム全体のパフォーマンスを向上させ、均等化発電原価（LCOE）を削減するもの。

同社は2018年に大規模発電所向けのスマートPVソリューション「TrinaPro」を発表。同製品は、システム設計とソフトウェアのアルゴリズムに基づき、両面受光・高効率のPVモジュール、スマートトラッキングシステム（太陽光追尾式システム）、および信頼性の高いパワーコンディショナを統合したもので、周辺機器（BOS）コストを最大15％低減、発電量を最大8％増加させる。

「TrinaPro Mega」は、「TrinaPro」をベースに、500W以上の高出力モジュール向けの長いストリング構成の太陽光追尾式システムをバージョンアップ。さらに、Vertexモジュール、独自開発のTCU（トラッキングコントロールユニット）、スマートトラッキングアルゴリズム、SCADA（コンピュータによるシステム監視とプロセス制御）を統合する。複雑な地理、不均一な地形や風速によって定義される多様なアプリケーションシナリオに対して、システムの信頼性と効率を確保するためにカスタマイズされたソリューションを提供する。