反響音を減衰、会話を聞きとりやすくする吸音仕上げ材

　住友スリーエム（東京都世田谷区）は、壁面に張ることで室内の反響音・残響音を吸収し、小さな声の会話を聞きとりやすくする内装仕上げフィルム「３Ｍ^TMダイノック^TM吸音シートＦ」を９月３０日から発売する。

　新製品は、特殊加工した塩化ビニル樹脂フィルム＋軟質発泡剤＋粘着剤を４ｍｍ厚のシート状に成形したもの。ひとが敏感に反応する周波数帯である３０００～５０００ヘルツの音を大幅に減衰する機能をもち、不燃材料認定も取得。このため会議室や医療施設の診察・待合室、住宅、店舗など幅広い場所で採用できる。

　ボードや鋼板など多様な下地に対応。色柄１２種。設計価格１万５９００円／枚（９００×６００×４ｍｍ）。