永大産業、京都造形芸術大学とインクジェット印刷技術を応用したフローリングを製作

保育園にふさわしい明るく、楽しいデザインのフローリングは父兄、保育園の関係者にも好評だったという

　永大産業（大阪市）はこのほど、京都造形芸術大学（京都府京都市）とインクジェット印刷技術を応用した木質フローリングを製作し、大阪府内の保育園に納材した。
　
　同社と京都造形芸術大学との間で実施した産学共同プロジェクト「ＥＩＤＡＩフローリングデザイン提案コンペ」によるもので、コンペで受賞した作品のデザインをアレンジして製作。学生の自由で斬新なデザインと同社の技術が融合した、保育園にふさわしい明るいフローリングとなっている。

　同社は、各大学における認知度向上と、学生の感性をものづくりに反映させたいという考えから産学共同での取り組みを重視しており、今回工業デザインを実践的に学びたいという意向を持っていた同大学とプロジェクトを立ち上げたという。

　同社では今年度も同大学との「デザイン提案コンペ」を継続予定。インクジェット印刷技術をフローリング以外にも活用していきたいとしている。