楽天ＬＩＦＵＬＬ ＳＴＡＹとエクスペディアＧが民泊事業で業務提携

　楽天グループの民泊事業会社、楽天ＬＩＦＵＬＬ ＳＴＡＹ（東京都千代田区）とエクスペディアグループで民泊サイトを運営する米・ホームアウェイは７月３日、民泊事業での業務提携を発表した。楽天ＬＩＦＵＬＬ ＳＴＡＹが開設予定の民泊サイトに掲載される国内の民泊物件を、ホームアウェイに供給するとともに、ホームアウェイは訪日旅行者に関するマーケティング情報を楽天側に供給して、インバウンド需要の拡大につなげる。

ホームアウェイ日本支社長の木村奈津子氏（左）と楽天ＬＩＦＵＬＬ ＳＴＡＹ太田宗克代表取締役

　楽天ＬＩＦＵＬＬ ＳＴＡＹは、ＬＩＦＵＬＬ（東京都千代田区）の不動産物件情報や、現在、構築を進めている空き家バンクとも提携し、民泊物件の開発を進めていく。集客力のあるホームウェイと組むことで、民泊需要の拡大をねらう。

　ホームアウェイは、「バケーションレンタル」という家主不在型の一棟貸しスタイルによる民泊事業を中心に展開している。月間サイト訪問者数は約４０００万人という。現在、世界１９０カ国で２００万件以上の登録物件を有す。日本国内の物件掲載数は約１万件。日本での事業も強化しており、現在、瀬戸内７県と連携したプロモーションなどを実施している。