イケダコーポレーション(大阪府大阪市)が長年手がけてきた「エコバウ建築ツアー」が、2025年10月19日~27日に実施され、本紙も同行した。28回目のツアーとなる今回は『木の循環と建築』がテーマ。ドイツ・オーストリア・スイスの最先端のエコ建築の状況を紐解きながら、これからの住宅のあり方のヒントを探っていこう。
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ローテクで実現するカーボンポジティブ集合住宅
スイスに入国して最初に視察したのは、木造分譲集合住宅「Openly(オープンリー)」だ。2024年に竣工した19戸から成る集合住宅は、運用時のゼロエミッションに加え、建設時のエンボディドカーボンを徹底的に削減。さらに炭素を建物に固定する「カーボンポジティブ」を追求した。
施主は元銀行家で、転身してコンクリートを使用した家具工房を営んでいたが、業界のCO2排出量がいかに大きいかを痛感。自らが業界を変革しCO2排出量を削減しようと決意し、「Openly」の建設に着手した。
建物の運用エネルギーからのCO2排出フリーというだけでなく、建設時においてもゼロエミッションで建てるべきとの思いから、1戸あたり年6kg/㎡のエンボディドカーボン削減目標を掲げ、従来比で約50%の排出削減を達成し、かつ同時にCO2を貯蔵(固定化)するために有機系の建材を選択した。どんな建物にもスピーディーに展開できるというメリットは計り知れないと考えたという。
回避、固定、長寿命化
プロジェクトの核は・・・
この記事は新建ハウジング2月20日号8面(2026年2月20日発行)に掲載しています。
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