新建ハウジングでは11月19～21日の3日間にわたり「工務店経営会議」を開催した。物価上昇、集客・受注難、人手不足、顧客ニーズの多様化・高度化、社会からの要請などさまざまな難題を乗り越える“ヒント”を、ごく一部だが紙面でも紹介する。2026年、自社はどうすべきかを考える手助けになれば幸いだ。
議事9 AI革命到来！使う工務店と使わない工務店の未来は…
～変革の波に乗って次の成長をつかむ実践ノウハウと最新事例～
AI実装で変わる工務店経営の現場
自社データと言語化が競争力を決める時代へ
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| 森 秀樹さん 森大建地産 代表取締役 |
白都 卓磨さん LIFEFUND 代表取締役 |
髙谷 一起さん SHO-SAN 代表取締役社長 |
人口縮小時代の生産性向上をテーマに、人手不足の小規模工務店と、急成長で業務が複雑化する中堅工務店の経営者が登壇し、工務店の集客と業務改善を支援するSHO-SAN代表・髙谷一起さんと意見を交わした。AI活用の有無が次の競争環境を左右するという認識で一致した。
三重県伊賀市の森大建地産・森秀樹さんは、社員10人規模で採用難が続くなか、AIを教育係として導入した背景を紹介。新人のロープレ動画をGeminiに読み込ませ、「笑顔が足りない」「声のトーン」などを客観的に解析させる仕組みを構築。
「社長が直接言うと辞めてしまうが、AIならワンクッション置ける」とし、未経験者が入社1カ月で成果を出せた例を示した。また、デザイン面では、SketchUpで作成したデータをもとに、Geminiを活用して建築家のプランを解析しパースを生成。生成画像を動画生成AI・Google Veoに入力してルームツアー動画を作成するなど、少人数でも高品質な提案を可能にする実践的なノウハウを披露した。
一方・・・
この記事は新建ハウジング12月20日号9面（2025年12月20日発行）に掲載しています。
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