三協立山・三協アルミ社(富山県高岡市)が主催する「ワンダーエクステリアデザインコンテスト2025」の最終審査結果が発表された。全国の施工販売事業者から寄せられた5190点の応募作品から284点が入賞。施工部門(4部門)、プランニング部門、ワンダーSNS部門の計6部門で審査が行われ、デザイン大賞は鐘商(大阪府松原市)、プランニング大賞は住友林業緑化 名古屋中央営業所(名古屋市)が受賞した。
デザイン大賞の鐘商の作品は、スクリーン&マルチルーフ「X.スタイル」や機能門柱「ジオグランテ」を活用。セミフレキシブル化商品を使用し、シンプルながら優れたプロポーションとバランスで完成度の高さを示した。緑と石で柔らかく演出した長大なファサード、木目調天井と縦格子の美しい夜間照明、巧みに隠されたプライベート空間が高く評価され、住まいの価値を高めた美しい仕上がりがデザイン大賞に輝いた(下写真)。


プランニング大賞の住友林業緑化名古屋中央営業所の作品は、スクリーン&カーポート「X.スタイル」、カーポート「U.スタイル アゼスト」などを使用している。その上で、和風の設えに最新アルミ商品を自然に融合。雨水利用という独創的な発想、細密画のような夜景表現が際立ち、企画・設計・提案のバランスの高さが評価され、プランニング大賞を受賞した。
アウトドアリビング部門ではみどりDesign室『五感+』(奈良市)、ファサード部門ではneutral(名古屋市)、街並み・セミパブリック部門では積水ハウス九州南シャーメゾン支店(熊本市)がゴールドデザイン賞を受賞。また、土木・パブリック部門ではプロジェクトインターナショナルジャパン(東京都渋谷区)、プランニング部門ではセキスイファミエス近畿ザ・シーズン箕面店(大阪府箕面市)が受賞した。
審査員は大熊一幸氏(GRANFACE代表取締役)、藤本英子氏(京都市立芸術大学名誉教授)、山本結子氏(グランドマムGM Design Officeチーフデザイナー)。さらに特別審査員として菊原啓子氏(光環境設計室代表)と小林徹氏(景観技術研究所代表取締役・現代の名工)が参加した。
最終審査結果は三協アルミ公式サイト「Exterior world」で公開されている。
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