パナソニック エレベーター(大阪府門真市)は、業界最大のルーム内空間を確保した小規模建築物用エレベーター「ウェルグランシリーズ」の受注を11月19日に開始する。
国土交通省は2024年1月、従来の小型エレベーターでは利用できない車椅子等があることを考慮して、床面積規定を最大1.1平米から1.3平米へと告示を改正。
これを受けて、床面積1.3平米に対応する「ウェルグランロングUi」と、コンパクトな納まりを重視した「ウェルグランUi」をラインアップした。ロングのほうは奥行きを1450mmとしたことで、約94%の車椅子が利用できるとする。
上昇運転の無積載時の速度を20m/分から30m/分へとアップして待ち時間を短縮。下降運転時は常時30m/分で下降する。
またロングは、積載量を200kgから240kgへと向上し、従来品(XLウェルハートUi)と比較して約1.2倍の積載量を確保した。

巻胴式を採用し、昇降路最小寸法は1300×1615mm(ウェルグランロングUiの場合)。平面・断面ともに省スペースで、木造建築物への直接設置も可能とする。
基礎工事が浅く済み、エレベーター専用の鉄塔が不要。

「ウェルグランロングUi」は間口950×奥行1450×高さ2100mm・定員240kg(3人)、557万7000円~(税込)。
「ウェルグランUi」は間口950×奥行1150×高さ2100mm・定員200kg(3人)、513万7000円~(税込)。
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