カシワバラグループの日本の窓(青森県十和田市)は、初の自社主催による植樹祭を9月20日に開催した。
地域住民や学生、地元の業界関係者、従業員の計105人が参加し、植樹体験や同社製品・技術の紹介などの体験プログラムを実施。植樹体験では、青森県上北農林水産事務所および上十三地区森林組合から提供された植樹場所・スギの苗木を使用し、地域住民と社員が苗木約400本の植樹を行った。

近年、地球規模での環境課題への取り組みが求められるなか、木製サッシ「MADOBA(マドバ)」を製造する同社では、木を“使う”だけでなく、“植え、育て、森をつくる”企業に立ち返るための取り組みを展開。社員の多くが植樹に関わる経験がなく、森林資源を利用する企業として「木を植える」視点が不足していたことから、今回の植樹祭を社員が自ら苗木を植え、森を育てる第一歩を踏み出す場として位置づけている。
植樹祭は、環境問題を「知る」だけでなく、「行動する」ことの大切さを体感できる機会を提供するとともに、地域住民との交流を深める場として実施したもので、持続可能な森林づくりへの取り組みにつなげていくとしている。
今後は、企業が一定期間、下草刈りや間伐、植樹などの活動を実施することで森林の保全と再生を支援する「企業の森」制度の活用を視野に、森林所有者と連携し、継続的な森林整備活動の協定締結を目指す。
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