NEXER(東京都豊島区)とくらすサポート秋田(秋田県秋田市)は、全国の住宅購入経験がある男女200人を対象に、住宅ローン選びに関するインターネット調査を実施。住宅購入時に「住宅ローンを利用した」と回答した人は68.5%にのぼり、資金調達の主流となっている。「貯蓄を中心に支払った」(25.0%)、「親や家族から援助を受けた」(4.0%)の順で続いた。
ローン利用の理由として挙げられたのは「手持ち資金の不足」「長期返済の必要性」「金利の魅力」などだ。一方、「貯蓄を中心に支払った」とする回答者からは「将来の負担軽減」「計画的な貯蓄活用」といった回答が寄せられている。いずれの選択も住宅購入という大きな決断に対して、計画的に向き合っている様子がうかがえる結果となった。
ローンの種類については、「変動金利型」と「固定金利型」がともに45.3%で同率首位。固定型と変動型を併用する『ミックス型』と回答した人も8.8%いた(下グラフ)。

住宅ローン選びで重視したポイントとしては、「金利の低さ」が57.7%と最多で、「返済期間・月々の返済額」が24.1%で続く。金利の低さを重視した理由としては「とにかく安く借りたかった」「長い期間、払わないといけないから」など。「返済期間・月々の返済額」を選んだ理由としては、「返せないと意味がない」「無理なくローンを組みたかった」といった意見がみられた。
ローンの比較方法については、「不動産会社やハウスメーカーの担当者に相談した」が32.8%で最多。2位は「銀行や金融機関の公式サイトをチェックした」が29.9%と僅差で続いた。担当者に相談した理由としては「専門家に聞いた方が早い」「契約時の返済プラン提案」などが挙げられ、対面でのサポートに安心感を持つ傾向が見られる。一方、公式サイトを利用した層は「正確な情報」「金利比較のしやすさ」などを理由に提示。ネット情報への信頼も一定の支持を得ていることがうかがえる結果となった。

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