国土交通省が10月31日に公表した9月の新設住宅着工戸数は6万3570戸(前年同月比7.3%減)で、6カ月連続で減少した。反動減は落ち着いたと見られ、建築確認の件数も回復傾向にあるものの、上半期(4~9月)では17.4%のマイナス。4期連続の減少となった。季節調整済み年率換算値は再び増加し、72万8000戸(前月比2.4%増)となった。
利用関係別では、持家は1万8273戸(前年同月比5.6%減)で、6カ月連続で減少した。今年1月以降の単月では、駆け込み着工が起きた3月に次ぐ戸数となった。
貸家は2万8494戸(同8.2%減)で、6カ月連続の減少となった。分譲住宅は1万6428戸(同8.3%減)で、全体では6カ月連続の減少。マンション(同20.0%減)は大幅に減少したが、一戸建て(同0.4%減)は微減にとどまった。
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