平松建築(静岡県磐田市)は9月11日、同社が運営するYouTubeチャンネル「職人社長の家づくり工務店」の登録者数が20万人を突破したと発表した。工務店が運営するチャンネルとしては初の快挙としている。
同社の平松明展社長は19歳で大工として業界に入り、100軒以上の解体・修繕現場を経験。こうした取り組みの中、「正しい住宅知識を広めたい」との思いを抱き、YouTubeを活用した情報発信を2016年に開始した。以来、9年間で1300本以上の動画を公開し、累計視聴回数は約1億回に迫る。その専門的な知識をわかりやすく伝える動画は住宅購入時に生じる「情報格差」の解消に貢献、全国の住宅購入者や業界関係者から高い支持を集めてきた。
具体的なコンテンツとしては、注文住宅で後悔するポイント解説や住宅費用の解説、施工現場の裏側紹介など、実践的かつ現場目線の動画が多い。特に「【注文住宅】今、新築につけると大後悔!?選ぶ人が減っている残念設備10選」「【プロも失敗】実際に生活して気づく!実は要らなかった無駄設備10選!」などの動画は再生数100万回超えを達成している。
平松社長は今回の節目について「登録者数は、正しい家づくりを知りたいという20万人の想いの積み重ね」と述べるとともに、今後は2030年までに100万人達成を目指す考えを披露。専属メンバーを拡充してコンテンツ制作体制を強化するとともにYouTube事業を本格的なメディア事業へと進化させるとした。
さらに、新チャンネルを立ち上げ、日本の職人文化と伝統技術の価値を広く発信していく構想を明らかにしている。

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