建設業界の資金繰り課題に対応するため、建設業向けマッチングプラットフォームを展開するツクリンク(東京都渋谷区)は、決済事業大手のデジタルガレージ(東京都渋谷区)と協業を開始した。デジタルガレージのB2B決済サービス「DGFT請求書カード払い」を活用し、中小建設事業者のキャッシュフロー改善を支援する。
建設業界では、受注から入金まで時間がかかる一方で、資材費や人件費の先払いが避けられず、特に中小事業者にとって資金繰りが大きな課題となっている。ツクリンクはこれまで受発注の効率化を軸に業界を支援してきたが、今回の協業により「資金の出入り」という経営の根幹部分へ踏み込む。
両社は、ツクリンクが持つ業界ネットワークとユーザーを基盤に、デジタルガレージの決済ノウハウを掛け合わせ、請求書支払いのタイミング調整やキャッシュフローの見直しをサポート。これにより、成長機会を逃さない経営体制づくりを後押しする。
ツクリンクは今回の取り組みを皮切りに、「資金」と「テクノロジー」の両面から業界課題を解決する体制を構築。持続可能な産業基盤の確立を目指すとともに、デジタルガレージと連携し、現場起点の課題解決を共創していくとしている。
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