ハウスジーメン(東京都港区)は8月、工事金額に対する割高感と初期20年保証提供時の割高感を払拭するため、一部保険料の引き下げを行なった。
今回料金を引き下げるのは、住宅の構造・防水に関する10年間の保証が付けられる「延長保証保険」と、築20年以内の住宅の外装リフォームに建物全体で10年保証が付けられる築浅住宅向け瑕疵保険「外装リフォームワイド」。
割高感を払拭し、保険導入のハードルを下げる狙いがあるという。
具体的には、延床面積123平米の戸建住宅で保険金額1000万円の場合に次のように保険料を引き下げる。
必要なメンテナンスを行い10年間の保証を行う「メンテナンスコース①」は現行5万1420円→4万5080円へ、15年目のメンテナンスを前提としつなぎ保証的に使える「検査コース」は現行3万4680円→3万2980円へと改定する。
延床面積118平米の戸建住宅の場合、200万円の塗膜補償を付けても5万円以下、初期20年保証を提供しても3万円台で利用できるとする。

さらに、築浅住宅の外装リフォーム件数の増加を受けて、延長保証保険を利用できる届出事業者に「リフォーム事業者」と「大規模修繕事業者」を追加した。
また、メンテナンスコースでは、5年周期での防蟻工事が保証延長の要件であるため、延長保証を5年更新にしたいというニーズに応えて、保険期間を5年に短縮することもできるようになった。

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