『あたらしい工務店の教科書2025』
6月30日発売しました
巻頭言として本書の趣旨と、テーマである「企画設計力」の考え方を、工務店経営と重ねて解説する。
新建ハウジング発行人 三浦 祐成
THEME 企画設計力 | |
Summary1 | 企画設計力を高めることが経営力向上=独自化・ブランド化、生き残りに直結する |
Summary2 | 企画設計力を経営の力に変える工務店を「アーキテクトビルダー」と呼ぶ |
Summary3 | 企画力=顧客や社会が求めるもの・ことを理解し自社の理想と重ねて具現化・提案、売れるようにするスキル |
Summary4 | 企画設計力のベースは建築思想と価値観。「市場性」と「独自性」を両立する。理想は「ニッチでメジャー」 |
Summary5 | 建築思想と価値観は「不易流行」で考え、建築思想を「設計作法」に落とし込む |
本書の趣旨
本書「あたらしい工務店の教科書2025」は工務店向け住宅専門紙「新建ハウジング」が発行したムックで、新建ハウジング2025年6月30日号付録とするとともに書店でも販売しています。企画&設計の力を高めることが経営力向上=独自化・ブランド化、そして生き残りに直結すると考え、今回のテーマを[企画設計力]としました。
この[企画設計力→経営力]という考え方は新建ハウジングのレギュラー(通常号)付録「月刊アーキテクトビルダー」と通底するもので、企画設計力(と施工力)を経営の力に変える工務店の在り方を「アーキテクトビルダー」と呼び、筆者・新建ハウジングでは長く推奨しています。
本書は企画設計力にフォーカス、工務店や建築家、専門家などのトップランナーに、今求められる企画設計力についてお聞きし、筆者の解説も加えてまとめたものです。
企画設計力とは
設計力を高めることで「三方よし」の善い家を提供することができます。「三方」とは顧客、社会(地域・未来)、自社を指し、これらにとって善なる家を提供して初めて顧客と社会から必要とされ、存続を許されると考えています。
ただ、自分たちが善い家だと思っていても、それが顧客や社会から求められなければ=売れなければ、独りよがりで終わりますし、売れなければ企業として存続できません。
顧客や社会が求めるもの・ことを理解し自社の理想と重ねて具現化・提案していく企画力が不可欠です。本書のテーマを「企画設計力」としたのはそんな意図からです。
多角化に必要な企画力
工務店の事業領域は広がっていますし、戦略的に多角化すべきだと筆者は考えています・・・
続きは「あたらしい工務店の教科書2025」P.8〜でお読みいただけます。
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