5月住宅展示場来場者、減少幅が縮小　3エリアでプラスに

住宅展示場協議会（東京都港区）と住宅生産振興財団（同）が6月16日に公表した5月の住宅展示場来場者組数は、25万7606組（前年同月比0.3％減）だった。5月の土日祝日が前年と比べ1日多いこともあるが、全体では前月4月の対前年比の落ち込みから回復し、3エリアで対前年比プラスの来場数となった。累計は、46万6162組（6.4%減）。

プラスとなったのは、信越・北陸（9.4%増）、東海（4.7%増）、近畿（1.3%増）の3エリア。一方、マイナスは北海道（10.3%減）、東北（7.4%減）、関東（3.0％減）、中国・四国（7.6%減）、九州・沖縄（3.7%減）の5エリアで、東北、関東、中国・四国は減少が続いている。

5月の各エリアの来場者組数は以下の通り。カッコ（　）内は対前年同月比の増減を表す。

北海道：6194組（－10.3%）、東北：3485組（－7.4%）、関東：11万4811組（－3.0%）、信越・北陸：8352組（+9.4%）、東海：6万1026組（+4.7%）、近畿：5万4638組（+1.3%）、中国・四国：2199組（－7.6%）、九州・沖縄：6901組（－3.7%）。

※数字は住宅展示場協議会に加盟する住宅展示場における数字
※来場者組数の対前年度比の算出に際し、関東エリア「ハウスクエア横浜」（2月閉鎖）の2024年度来場者組数を同展示場の全来場者組数から、出展モデルハウスの来場者組数に変更

■関連記事
4月住宅展示場来場者、関東、近畿2ケタ減　北海道9カ月連続増
展示場来場者の平均予算、ついに3000万円台に―住宅生産振興財団ら調査

新建ハウジング（紙面）では、住宅展示場協議会・住宅生産振興財団の発表データをもとに、前年度・前々年度同月との比較、年度累計なども掲載しています。有料会員（定期購読者）は紙面ビューアでもご覧いただけます。有料会員サービスの詳細・登録はこちらから。